7月の最後(7/31まで)は、
やまぐちめぐみ 夏の個展 『pigeon』
鳩の見る夢
晴れた早朝、窓の向こう、
1キロほど先に見える高いビルとビルの間の空に
鳩たちの旋回を見た。
何羽ぐらいいるのだろう
30か50か もっとだろうか
青空。
鳩たちがくるりと飛ぶ角度を一斉に変える。
朝の光を受けて一瞬だけ無色に光った。
その光の姿は水族館で見た海の魚たちの光の群れと似ていた。
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はじめに描こうと思った絵が描けることは滅多にない。
最初に画面にいた少女は最後には跡形も居なくなっているか
画面の中のひと色だとかの何かの部分になって気配を残すこともある。
ひとつの物をしつこくしつこく描いてつかれて
とうとうあきらめて潔く白か黒のジェッソで消してしまう。
ぐいぐい消して行きながら残っていく色や形が次の絵のヒントをくれる。
それを見つけるその瞬間がたまらなく楽しい。
きっとこれはかみさまがくれたプレゼントだって思う。
やまぐちめぐみ
人物と風景、異なるモチーフが、さりげなく飾られています。
やまぐちさんの絵は、以前の作品に塗り重ねていくことが多いそうです。
消したり、直接絵の具をおいていったり、、、
清楚な少女が、三日月に照らされた白馬が、夜の海も。
かつてそこにどんな絵が描かれているのか、想像するのも楽しいかもしれません。
もうひとつ、
やまぐちさんは『焼き菓子 ココリ』で焼き菓子をつくる人でもあります。
ギュラリーのテーブルには、バラのボーロや黒糖のブラウニーなどが訪れるお客さんにふるまわれています。
ひとまわり絵を観たら、こちらも手作りの冷たいハーブティといっしょに
やまぐちさんとぜひお話してください。
Next Exhibition -------------------------------------------------------
LOR 漕ぐ -窓辺から広がった草原の記録-
8月3日-8月8日 open 11:00-19:00 (最終日17:30まで)
-----------------------------------------------------------詳細は、こちら
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