5/30/2012

LEONARD 藤井進 / "Portrait Icon"



バッハ、ショパンもいるけど、
ボブ・マーレーやボブ・ディラン、ブリジット・バルドー、
マリリン・モンロー、マイケル・ジャクソン、トム・ウェイツに
レニー・クラビッツやジェフ・ベック、ジャスティン・ビーバーもいるね。




















ランダムに並べられた作品は、いずれも肖像画。
LEONARD 藤井進 / “Portrait Icon”
レオ藤井さんによる、初の個展は
「これって、2050年の音楽室!」なんて、
ツッコミをいれたくなるような、
ポートレイトのオンパレード48点+1。

紙、キャンバス、段ボールや馬糞紙などさまざまに、
街の映画館で見かけた看板絵センスもあれば、
ドリュー・ストローザンやボブ・ピーク風も。

ロック、ブルース、レゲエのミュージシャン、
女優に画家に、スポーツマンから
武将や居酒屋のおっさんにマイミクまで

「自らの人生に影響を受けた人々」(レオ藤井さん)を
ドローイングで、アイコン化。



雑誌『BRUTUS』、『Hanako』など、さまざまな雑誌・広告のデザイナー、アートディレクターを歴任してきた、レオさん。
「いま、とにかく絵を描いていたいんです」。写真左の最新作2点は、アクション・ペインティング?





レオさんは、毎日お昼過ぎから在廊のご予定。

「あなたのポートレイトも描きますよ。気軽に声掛けてくださいね」
ギャラリーでもいろんな人のいろんな肖像、描いているのかな!?
展示中の、原画作品や一部プリント作品も手に入れること、可能です。

06/02(土)16:00〜20:00は、レセプションも
ぜひ、ご来場を!

☆05/29(火)〜 06/03(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
















+1って、これでした。(映り込み、ご容赦)



Next Exhibition --------------------------------------------------------
我喜屋位瑳務 / DARKSIDE
 06/95(火)〜 06/10(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら

5/23/2012

青山タルト展 / L o v e L e t t e r





なにひとつ確かなものはないような気がするが、
今日のここのあなたとわたしは、確かに膨大な時間の最先端らしい。
今のところの理解では。

会場の一画には、こんなメッセージ。

青山タルト展 / Love Letter
あるいは、

考えることと感じることの近さと遠さは果てしない。
奇跡的に今日お会いできる嬉しさは、
何十億年前にぶつかった岩のおかげかもしれない?


背景色と墨、メッセージが添えられた、
F4サイズ・キャンバスのプリント作品はモノトーン。
F40 、S9キャンバスの原画は、水色、灰色と墨色。
缶バッジ(6種・各150円)、ペンダント(2種・各1,700円)なども。作品9,000円より。

もう一方には、
3点のF4キャンバス
「Responsibility for over 20000years/Nippon/No Nukes」

得体のしれないエロチシズム(みたいなもの?)流れてませんか、
今回の個展空間。
なんか、“大人っぽい(?)”
不思議な感覚がしたのは、私だけではないようです。

金環食の翌日、冷たい雨もあってか、
初日は、朝からいろいろとお忙しかった、タルトさん。
ほとんど話が聞けなかったんですが、
レセプションの準備をしながら、
「20000年後の日常までを描いてみたのです…」と。

いつもの日常が、いつでもいられる幸せがぐらぐら揺れた日々、
ようやく書いた Love Letter
流れ星をみながら、愛をささやこうとは思っていたのです。

タルトさんの描く、
“時空も超えて危険な迷い道の先から届く”、Love Letter。
そのメッセージをあなた自身の眼で、どうぞ。
レセプションで、和田誠さんと

タルトさんは、
デスクトップPCを持ち込んで「仕事もしなきゃ!?」な状態ですが、
毎日朝から、在廊のご予定です。

05/25(金)夕方には、サプライズも。
そして、
その夜(19:30〜21:30)は、5月の「アレ★アレ★シネマトーク」。




2012/04/17の「アレ★アレ★シネマトーク」
右から、佐々木誠さん、中島朋人さん、ロバート・ハリスさん、青山タルトさん、ラジカル鈴木さん、高橋キンタロー。在本彌生さんは、この日お休みでした。アーカイブはこちら


展示にちなんで、テーマは「手紙」。
もちろん、タルトさん(準レギュラー)も登場です。
USTREAM & Scatch TV で、会場で、ぜひどうぞ! 

☆05/22〜 05/27(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
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アレ★アレ★シネマトーク」05/25(金)19:30〜21:30
        会場参加費/1,000円(ドリンク軽食付き)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
LEONARD 藤井進 / "Portrait Icon"
 05/29(火)〜 06/03(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら

5/16/2012

ケッソクヒデキ展/「EXIST」

案内状に使われた「眼」のようなフレームに浮かぶエアポート
「wings」は、3枚のキャンバスに描かれたものでした。

逆光(?)の夕陽に染まるビル群「illuminate」は、5枚、
「buildings」、「shutters」、「telescope」は、2枚。

誰もいない都市、モノしか見えない街は、トーキョーシティ?
廃墟? というわけではなさそうです。

ケッソクヒデキ展/「EXIST」

















書籍の表紙、小説の挿画、ポスターなど、
さまざまなメディアで活躍中の、ケッソクさん
8回目の個展、開幕です。

「次に描くべきものはなんだろう? 
 新しい展開を模索して、すべて描き下ろしです」(ケッソクさん)














都市の風景、建築物、サインボード、重機やテトラポッドなど、
遠景からクローズアップまで、さまざまなモノが、描かれています。

「これは、写真ですか?」と訊く人もいるほどの、
緻密な描写とボケ、光と影など、
ケッソク・イラストレーションだから実現できる、
それぞれの対比や絶妙の筆致を
じっくりギャラリーで味わってください。





















生きるものの存在はどこにもない静かな世界なのに、
なぜか寂しさや荒れたイメージがしないのは、
ケッソクさんらしさでしょうか。
そんな作品の動画も見ることができますよ。

作品はもちろんですが、グッズにもご注目を!
作品集2種、ポストカード、しおり、缶バッジ、文庫カバーやTシャツなど、
メディアもさまざまに、ケッソク世界が広がっています。












本日は、真夏日にもなるいい天気!
「個展初日は、雨や嵐ばかり」と、
搬入時から予告(?)していた、“ 雨嵐男 ”ケッソクさん。
その通りになりましたが、
レセプションには、雨の中たくさんの方がおみえになって、盛大でしたね。

在廊のご予定は、毎日twitter(@hideki_kessoku)で、つぶやかれるそうです。
☆05/15(火)〜05/20(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
青山タルト展/Loveletter
 05/22(火)〜 05/27(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
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5/09/2012

伊野孝行/画家の肖像 Ⅱ

ギャラリーに入ってくると、みなさんの表情が急に変わります。
ニヤッとする人、ふ〜んとうなづく人、
「おっ!」「わっ!」「えっ!」と声を上げる人、
それぞれに違いはあるようですが、どなたもみな上向き、
ニコニコ笑顔。

前回の同名展覧会から、2年。
新作30点と出版された作品集が、みなさんのニコニコの理由。

















「自分の絵」だと思い込んでいる絵ってなんだろうか? 
もう少し違う絵も描けないものかとよく思う。
 手慣れた描き方をやめて、まったく違う描き方をした場合、
ちゃんとした絵が描けるだろうか。
その絵は自分らしい絵になっているだろうか。
 いや、自分の絵なんてない。
描けばなんでもそれが自分の絵だ。(後略)
             〜「画家の肖像」本文より〜


伊野孝行/画家の肖像 Ⅱ















ゴッホ、ゴーギャン、レンブラントにマチス、
ロートレック、ピカソ、高橋由一、草間彌生、オノ・ヨーコ、
ムンクにセザンヌ、ウォーホルで藤田嗣治で、
白隠、ジャコメッティやら棟方志功、長沢節に、ダリ、ホックニー、山下清など、
総勢40名を超える
古今東西の巨匠画家たちを
飄々としてしかもホット、ユーモアとウイットで描かれた
伊野スタイルの “肖像画”がズラリ。

キャンバスに紙に、版木や色紙、粘土などに、
色鉛筆、水彩、アクリル、墨など、画材もさまざま
作風もタッチもそれぞれ。

あるときは、巨匠作品の模倣の中に、
またあるときは、それぞれの人生のエピソードをモチーフに、
伊野さん自身の肖像もあちこちに挟み込まれて、
まさに変幻自在、サラッと美術史ひとりじめ!




















解説・南伸坊さん、デザイン・日下潤一さん、編集・吉田宏子さんで、
完成した作品集(ハモニカブックス刊)には、
今回前回の展示作品のほか、未公開作品や付録もついて、税込1680円。

伊野さんは、会期中毎日、午後から在廊のご予定。
初日には、展示を見ながら、作品集を開いて、
即席・伊野美術史講座(のようなもの?)が展開されてもおりました。






 


伊野さんの作品から、本の一言から、話から、
新しい美術の見方や知識、
新たにアーティストを知り、興味が広がっていく体験、
素敵だと思いませんか

ね、笑顔になるワケ、わかるでしょ!
みなさんもぜひ、一緒にニコニコしましょうね。
もちろん、
作品を手に入れることもできます。

そうそう、
伊野さんのtwitter(@inodesu)で、公開されている
【画家クイズ】全45問+1 での、予習・復習も楽しいです。
(タイムラインをさかのぼって探してください)

☆05/08(火)〜 05/13(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
ケッソクヒデキ展/「EXIST」
 05/15(火)〜 05/20(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら