10/05/2011

新井淳夫「フランスの最も美しい村々」-第1章-

秋ですね、
旅をするにも、いい季節です。

「フランスのもっとも美しい村(Les plus beaux villages de France)」
という組織があるのを知っていますか?

人口2000人以内、少なくとも2つの地域遺産(景観や歴史的建造物)があり、保護政策がとられている村々が選定されているのですが、フランス全土に現在156村。
基準は厳しいらしく、選ばれた村はいずれもそれぞれの美しさに溢れているのだそうです。(いままで知らなかった テヘ)

新井淳夫「フランスの最も美しい村」−第1章−

















墨絵タッチの絵を描き続け、個展も多数。
学校で教鞭もとっていた新井さんが、昨年パリへ単身で渡り、
“最も美しい村”をテーマに描きはじめたのが、この4月から。

今回は、その第一弾の発表。15の村が、展示されています。

路線バスで旅をして、現地の人たちと話し、生活をのぞきながら、
それぞれの村を竹ペンと筆でエスキースを制作し、
パリへ戻って彩色、完成へ。


「本当にきれいな村ばかりです。
そこで、それぞれのテーマを探していく。
村の子供に教えてもらったりしながら、、、ね。
ホテルが一軒もない村や、バスが一日一往復なんてとこもある。
言葉もけっして流暢なわけではないので、
なかなか大変なんですが、
そんなところから、意外な発見があるのです

その様子は、旅日記としてもご自身のサイトで発表されています。













最終的に仕上がるのは、、、「う〜ん、そうだな。何年くらい掛かるかな」と搬入のときの新井さん。展示位置確認中




「毎年、新作の発表を続けていく予定です、
まだまだ先は長いですけど、ね。
最終的には、3巻の(分厚い!?)絵巻と旅行記に」と、
そのイメージは拡がっているようです。

あぁ、ぜったい行きたくなっちゃうな、
この絵たちをみてると、、、

初日の夜は、友人知人、元教え子のみなさん、
フランス領事までお見えになって、のパーティ。
最後は、教え子たちに囲まれて、上機嫌の新井さんでした。











彩色前の原画や旅日記の一部。限定各20部のオリジナルプリントも販売中。

新井さんは、毎日ほぼ在廊のご予定です。
飄々とジョークかましながら話す、新井さんとぜひお話を。
そうそう、
入口横の「あいさつ」も必ず読んでくださいね。

10/04(火)〜 10/09(日)11:00〜19:00(最終日は〜18:00)
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たじまひろえ展
10/11(火)〜 10/16(日)11:00〜19:00(最終日は〜18:00)
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