タンバリンギャラリーに、また新しい風が吹きはじめました。
今回の登場は、“コミックアート”。
昨今、“Cool JAPAN”のキーワードとともに、
ジャパンコンテンツとして広く知られるようになった、
漫画、アニメーション、ゲームなどから誕生した、
コミック系イラストレーションのことです。
千足(chitari)/ このごろ展
千足さんは、パリの「JAPAN EXPO」にも参加し、
大阪の専門学校で教鞭も取る、
コミックアート界注目のアーティスト。
そんな彼女がホームグラウンドを離れ、東京で開く初の個展です。
「個展のため描きました。こんなサイズは最初で最後かも?」(千足さん)
という、
3連の大作を中心に、原画15点あまりが展示されています。
デジタルで描く作家が多いコミックアート界で、
千足さんは、透明水彩絵具をおもな画材として描く手書き派。
その作品は、
いくつもの光景やイメージが重なりあうように描かれ、
さまざまなストーリーが思い浮かんでくるようです。
鮮やかな色彩、やさしいタッチは、
キャラクターの存在感とともに、
千足さん独特の世界観をしっかりと垣間見せてくれているようです。
千足キャラクターのひとつ、大作の部分。
「コミックアートにはあまりなじみがない」方はもちろん、
(ギャラリースタッフも、そうでした)、
印刷物やWEBなどで、すでにご存じの方にとっても、
原画を見ることができる今回は、注目の展示といえそうです。
初日オープン間際に届いた、
ファースト作品集「C 1st_edition」(1200円)は、限定500部で発売スタート。
個展後半には、出来立てほやほやのポストカードも到着の予定です。
千足さん、
3/29(木)は午後から、3/30(金)は15:00過ぎから、
3/31(土)、4/1(日)は、終日在廊のご予定です。
それ以外の時間には、
学校の同僚、小幡さんが在廊されています。
コミック・アートのこと、描き方、学び方など、いろいろ話が聞けると思います。
☆03/27(火)〜 04/01(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
渡辺 祐展/MONKEY'S BOOKS & DGROOVES
04/03(火)〜 04/08(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら
ほぼ2年ぶりの東京での個展は、
新作たっぷり。
ギャラリーは、愉快な動物キャラクターたちで溢れています。
タイトルは、フランス語で「箱と中身」。
Une boite et le contenu / 寺田順三 展
17世紀にヨーロッパの職人が、日本の漆工芸を模範に編み出したという、
薄紙に描いた絵を水に浸して貼っていく
“デコパージュ”という手法に順三オリジナルスタイルを取り入れた、
一点ものの作品たちは、カンバスやボトル、ピース缶やアクセサリーに。
国内の本屋さんではあまり見かけない
サンフランシスコの出版社「CHRONICALE BOOKS」Junzo Teradaの
本やノート、おもちゃ、グッズ。
タペストリー、ぬいぐるみ、布のバッグ、ペンケース、マグカップ、
トレイにマグネット、缶バッジにポストカードまで、
ぜ〜んぶ寺田順三イラストレーションの世界。
カンバス作品10500円、ネックレス14700円、ピース缶15750円をはじめ、クッション7140円、バッグ2835円〜、マグネット399円、ポストカード157円〜、、、
わっ、書ききれないっ!
ここで全部をご紹介しきれないほど、
お腹いっぱいバラエティでお送りする、
はやいものがち売り切れゴメンの、展示販売なのです!
わぁ、楽しそう。
ギャラリーのぞいてみたくなったでしょ!?
順三さんは、毎日ギャラリーに居ますよ。
ぜひ、どうぞっ!
最新刊の防災絵本『ガタガタ村と大なまず』(Z会刊 1260円)も、おすすめ。
☆03/20(火)〜 03/25(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
千足/このごろ展
03/27(火)〜 04/01(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら
前回の個展「BLACK/WHITE2」から、1年5ヶ月(2010/10/26〜31)。
その反響は大きかった!?
なかでも、『美術手帖』2010年12月号に掲載された
椹木野衣氏によるレビューは、
新井さん本人そして周囲を驚かせたようだ。(一部転載はこちらで)
そして、いま
彼が、タンバリンギャラリーに戻ってきた。
新井夏希 展
漆黒の闇のような黒地を背に、細やかだけれども強い筆触で執拗に刻まれる針で引っ掻いたような線の運動と痕跡、そして色の選び方、さらにはこれらの全体が醸し出す具象とも抽象ともつかぬ「風景」は、もうこの作家特有のものになっている。 (椹木野衣氏・同上)
今回は、そんなデジタル作品に絞っての、展示。
前回同様、言葉での説明は一切なし。
OHPシートにプリントアウトされた、
“漆黒”の背景に浮かぶベクター曲線、
妖しく光るような色彩、
具象とも抽象ともつかぬスタイルは、ますますの輝き。
前回大好評だった、
ライトボックスに組み込まれた作品は、より大きなサイズの新作。
奥には、さらに大きな作品も鎮座して、、、
25歳の、新進アーティストは成長を続けているようだ。
作品たちは、
写真撮影を拒絶するかのように周囲を投影し、映り込み、
ときにそこに映る自分を見て、
いつしか彼の世界に吸い込まれているような気にさえさせる。
こんな体験は、展示空間でだけ許される、贅沢。
じっくり時間を掛けてご覧ください。
新井さんは、3/15(木)をのぞいて、ほぼ在廊のご予定。
ぜひ会場で、その眼で、彼の作品と彼を!
☆03/11(火)〜03/18(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
※はみだしネタは、Facebookページにて。「いいね!」もよろしく!
Next Exhibition --------------------------------------------------------
寺田順三展覧会・箱と中身
03/20(火)〜 03/25(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
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〜EVENT〜
03/21(水) 19:30〜21:30 「アレ★アレ★シネマトーク」
テーマは「ヒロイン」
USTREAMで会場で、ぜひご参加を。会場参加費1,000円(ドリンク軽食付き)
入口には、ぽわ〜んと寝そべるキャラクターが、います。
そんな気分でギャラリーの扉、開けてみませんか?

岡村祥男イラストレーション展/夏へのとびら
はがき大の紙にインクと水彩、インクとPC着彩で、
描かれたイラストレーションたちがずらり。

ハインラインの傑作SF『夏への扉』から着想を得て、
セレクトされた作品は、
今回の個展のために描かれた新作のほか、
2005年から続く
岡村さんのブログで発表されたものなど、
50点あまり。
どこにもなさそうな風景、どこにでもありそうな静物、
宙を飛ぶクジラ・マシン、時空を超えるイメージ、
奇妙な帽子をまとったなにか、、、
“ハラペーニョ野郎”とか、“地球防衛軍”(ほかにもいろいろ)と
名付けられたキャラクターたちもいます。
「そのとき取りうるたった一つの冴えたやり方」
ひとつひとつは、小さな作品ですが、
大きく拡がる岡村さんのイメージが、
ギュッとつまって、きらきらしているようです。
予習、復習は岡村さんのブログ「記憶の表象」で。
タグやカテゴリーでソートしながらが、楽しいかも。
岡村さん、3/9(金)は、午後から。
3/10(土)、11(日)は、終日。
3/7(水)、8(木)は、17:00過ぎから在廊のご予定です。
それ以外の時間は、
「絵を描いている主人の大ファン。寝そべる、あの絵が大好きっ!」
という奥さまが、いろんな話(?)をしてくれるはず。
まずはひとつづつ、
岡村さんのとびらを開けることからはじめてください。
あなたの“夏のとびら”見つかるといいですね。
☆03/06(火)〜 03/11(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
Next Exhibition --------------------------------------------------------
新井夏希 展
03/13(火)〜 03/18(日)11:00〜19:00(最終日~18:00)
--------------------------------------------------------- 詳細は、こちら