7/13/2011

伊津野果地 展

“いづの かじ”さんと読みます。ご本名だそうです。

伊津野果地 展
WONDERERS  AND  WANDERERS

















Living on the top(塔の上のねずみ)



桜の木から彫られたネズミ。

「悪徳と美徳」の対比が、一枚に込められた連作の木版画、
鉛筆で描かれた、親指がみえる石の窓、
ハチ、王城、熊、賢者、、、

ひとつひとつの作品サイズは大きくはないと思いますが、
そこにはいろんな意味や想いが込められていそうです。
ぜひ、一点一点ゆっくりと観てください。

















絵本や挿画の分野で、イタリア、イラン、韓国などでの展示を経験、
フランスでの絵本出版もまもなくと、
インターナショナルに活躍している伊津野さん。

今回の展示では、
絵、彫刻、銅版画以後の木口木版*など、技法もそれぞれ。
モチーフも古来から何度となく使われてきたものかもしれません。
でも、
どこかユーモラスでちょっとした毒(のようなもの?)があって、、、
かわいくもあり、妙に新鮮な感じがするのはなぜなんでしょう。




















「いわゆるイラストレーターとも違うし、
 絵本作家ですとも言えない、
 ファインアートの作家とも言いきれないし、、、
 そのどれにも属さないと自分では思っています。
 それぞれの距離を愉しんでいるのかもしれません」と、伊津野さん。

お名前 “果地” の由来は、
「地の果て」とも「豊かな果物のなる土地」で生まれたから
ともいわれるのだそうです。

「期間中は、午後からなるべく顔を出します」とのこと。
今回のタイトル、“O"と“A”の違いに込められた意味、
ぜひご本人に聞いてみてください。


07/12(火)〜 07/17(日)11:00〜19:00(最終日は〜18:00)
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中嶋寿挙 展

07/19(火)〜 07/24(日)11:00〜19:00(最終日は〜18:00)
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