ドア横の右手にプロフィールとともに、
ビニール袋に紙片がひとつ、
そこには、こんな文字が記されています。
【傍観】ぼう-かん かたわらで見ること。
そのことに関わらないで、傍(はた)で見ていること。杉江篤志個展「Walking around,Standing by」
杉江さんは、名古屋生まれの21歳、もちろん初個展。
ギャラリー展示での歴代の最年少作家 であります。
「普段の生活や旅先でカメラを持ち歩くなかで、あっ! と思う瞬間を撮っています。暮らしの1シーンや風景のなかの人を、ちょっと引いて眺めているんです、被写体とのそんな距離感を【傍観】と表現しています」
ともすれば誤解を招きかけない(?)なんていうと失礼かもしれませんが。
いまギャラリーには、
モノクローム、ゼラチンシルバープリント、
自ら暗室にこもって焼き上げた、
四切り/六切り18点の作品が展示されています。
「いろんな情報はまだまだこれから。カメラはいつでも持っているでしょうが、まだ自分の方向性を決めたわけではありません」
そんな杉江さんは、普段アルバイトをしながら、名古屋から葉山まで11日間の徒歩旅行していろんな人に出会ったり、来年のアメリカ行きに 夢を馳せたり、可能性も希望も夢も大きく広がっているのでしょう。
そんな杉江さんに会いに来ませんか。
会期中はお昼過ぎから、在廊予定だそうです。
この個展が、なにかのきっかけになってくれるとうれしいなあ。
TAMBOURIN GALLERY は、こうした“踏み出した一歩”の勇気も
一緒に共有していける空間でありたいと考えています。
11/09(火)~11/14(日) open 11:00-19:00 (最終日18:00まで)
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中津川ゆうこ イラストレーション展
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2011年のギャラリーレンタルを受け付けています。
ご希望の方はスケジュールと規約をご確認の上、ギャラリーまでお問い合わせください
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