10/02/2013

新井淳夫「フランスの最も美しい村々」−第3章−


「なんて村だ!
 そこら中全てが赤い砂岩が使われている、真赤な村。」
「世界遺産のカランシュを背景に青赤白線の際立つ美しさ。」
「広場の門の屋根がモザイク柄で、いきなりテンション上がる出迎え。」

またまた、
あの人がフランスから帰って来ました。

2011年10月「第1章」、2012年10月「第2章」に続く、


新井淳夫「フランスの最も美しい村々」-第3章- 
Les plus beaux villages de France - Chapitre troisième -

人口2,000人以内、
少なくとも2つ以上の遺産・遺跡・景観をもつ村、
現在の登録数156村。(参考:wikipedia
「フランスの最も美しい村々Les plus beaux villages de France」を訪ねて、
作品制作を続けている、新井さん。

開発より保持を選んだ村々の中には、
1日1本のバスしかなかったり、
ホテルやレストランもなかったリする村もあるそうだが、
新井さんは、朝早くから出掛けては、着いた村を中心から周辺へと歩き回る。
お気に入りのポイントを見つけて、
その場で、竹ペンと筆、墨汁でエスキースを描く、こんな風に(↓)。
ロコロラン村で、新井さん(mixi日記より)

村の人とのコミュニケーション、
寄ってくる猫とのコミュニケーション、
ときには陽射しと闘い、
自生するラズベリーの実をつまみ口に入れながら、
「まさに、一期一会な風景との出逢い」として、
各村1枚か2枚のエスキースを仕上げていくそう。
そんな旅でのエピソードも日記として、作品に添えられています。

今回は、ちょうど半分 78の村を回ったところまでの作品、
18点がギャラリーを飾っています。

パリに戻って、あるものは箔を入れ、着色した作品のほか、
「帰国直前ギリギリまで、旅をしてたので、、、、」(新井さん)
着色されていない、墨のみのエスキースも。
   コロンジュ・ラ・ルージュ 
サンタントワーヌ

その両方を見られるのも、今回の展示の特徴かも。

この展示を機に、
3年のパリ滞在に区切りをつけて、「一度日本へ戻ります」ということで、
今回は、第一期集成の意味もあるようです。

新井さんは、毎日在廊のご予定。
旅の話、作品の話、なんでもあり(!)でしょう。
各村の写真も含めて、
飄々とおとぼけ交えながら、いろんな話が聞けるはずです。

絵を観るのはもちろん、
新井さん自身にも、ぜひお会いすること、
おすすめします。

☆10/01(火)〜10/06(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
そうそう、
来年10月には「第4章」も、決定しています。
Next Exhibition ------------------------------------------------------------
COLOR / 椎木彩子
 10/08(火)〜10/13(日)11:00〜19:00(最終日〜18:00)
 ------------------------------------------------------------詳細は、こちら

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